アカラス治療-2週目。 [保護犬フレブル<ハッチ>]
5/31から大学病院で治療を始めたハッチ。
運よくアカラスが発見され、先ずはアカラスの治療から始める事に。
先ずはアカラスを駆虫するための薬(イベルメクチン)投与開始
*イベルメクチンはフィラリア駆虫薬と一緒です。
ただ、フィラリア駆虫の何十倍もの量を投与します。
以前にアカラス治療をしたツヨシの時は一週間に一度の注射でした。
*ツヨシの記事は左のマイカテゴリー<保護犬フレブルつよし>にあります。
ハッチはイベルメクチンの水薬を毎日投与します。
5/31-6/1 0.1cc
6/2-6/3 0.2cc
6/4-6/5 0.4cc
6/6 0.5cc
最初の一週間は体を慣れさせる為に少しずつ量を増やしていきます。
6/7からは0.5ccを続けます。
病院から注射器と針をもらって、水薬を吸い取ります。
針を外して、注射器をハッチの口へ入れ薬を飲ませます。
この薬、苦いそうです。
量の少ないうちはよかったのですが、多くなるにつれ嫌がるように。
ご飯にかけてもいいとの事でしたので、今はご飯にかけて与えています。
なんの疑いもなくガッついて食べています
最初の一週間は薬を体に慣らす為なので、
本格的な治療は7日から始まったという事になります。
イベルメクチン投与と共に、抗生剤も投与しています。
舐めたり、掻いたりして菌が広がって二次感染し、痒みの原因になっているからです。
5/31~オーグメイチン錠を一日2回
この抗生剤が効かない菌の場合は痒みもひかないとの事。
菌の検査結果がでるまで暫定的に飲ませます。
6/7、2回目の大学病院診察へ~
まだ、薬の効き目があまりない為、見た目、痒みも変わりない状態。
先週検査した、血液検査の結果、
心配された基礎疾患による免疫力低下はみられませんでした。
<遺伝的体質や、体力・免疫力の低下、基礎疾患が発症の引き金>
生後間もなく、母犬から感染したニキビダニを寄生させたまま、発症せず、健康に暮らしている犬はかなり多い。では、何が発症の引き金になるのか。その要因は複雑で、現在、まだ十分に解明されてはいない。しかし、これまでの臨床例から、子犬の場合、発育状態、栄養状態が悪く、体の免疫機能がうまく働かない犬に症状が出やすく、また遺伝的に発症しやすい犬種も少なくないとも考えられている。 さらに成犬、特に老齢期の犬では、体力や免疫力の低下ばかりでなく、リンパ腫や乳腺がんなどの腫瘍や糖尿病、副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患を患っている場合、発症しやすい。また、いったん発症すれば、いろんな治療を行っても治りにくいケースが多い。 本来、寄生虫は、寄生先の動物(宿主)とはなるべく共存関係を保っている。しかし、宿主の免疫力が低下していたり、その免疫力や体力、代謝力を損なう慢性的な病気を患ったりしていれば、寄生虫と宿主の力のバランスが崩れ、ダニが異常繁殖しやすくなる。また、治療しても、自然治癒力が低下して治りにくくなる。さらに、飼い主が安易に市販の人用の皮膚炎薬などを使用して、かえって症状を悪化させる場合もある。
引き続き、イベルメクチン5cc投与と抗生剤オーグメイチン錠の投与
*抗生剤はまだ菌の検査結果が出ていなかったので同じ物を投与
シャンプーは一週間に一回、クロルヘキシジンを使用。
コメント 0