アレルギーの特定は難しい・・・まとめ。 [保護犬ボストンテリア<春太>]
保護当初から皮膚の状態が悪く
色々、試行錯誤
随分、改善したけど
痒みは、なかなか治まりませんでした
新しいお家でも
痒みや手舐めが続いているよう
ミコトちゃの症状に似ているので
グルートくんご家族様の参考になればと
以前の記事再掲載致します
長文になりますが
お付き合いください
以前見て頂いた方
アレルギーに興味のない方は
スルーしてくださいね。
アレルギーふりかえり①湿疹編
ミコリン、保護時は膣脱の問題だけで、特に皮膚の状態が悪いという事はありませんでした。
病院で1週間入院後、我が家に居候しました。
耳の状態や肉球の状態、手首の辺りや足の太ももの傷による脱毛、毛並みが悪い、毛艶がない等は、保護犬あるあるで、今までの子ほとんどにみられました
皮膚病で、そうなったのではなく、クッション性がなく、硬いコンクリートのような所で暮らすという
住環境の問題やお手入れの問題です
居候を始めて、ミコリンを観察していると、ケージの中で顎を床にスリスリしてるな。。。
手足をよく舐めるな・・・たまに顔掻いてるな・・・とか、なんとなく気になる事が出てきました
居候してまもなく、顔だけでなく背中やわきの下、肛門の辺り、全身にアナフィラキシー症状
診療時間外だったけど、病院でステロイド注射してもらいました
その後も、シャンプー後やお留守番中に謎の湿疹。この湿疹は特に薬を飲ませたりしなくても
気付いて1時間以内に跡形もなく消えました
以前に掲載した詳しい内容
ベッドのハスダスト
アクリル素材がダメなのか・・・とも思ったけど、それなら、毛布やラグなどに接触した時にも出るはず。後日、ベッド洗濯しなおして再度、ミコリンのケージへ
湿疹やアナフィラキシー症状は出ませんでした
謎の湿疹も、お風呂掃除を入念にしてからは出現していません
ヤッパリ、お風呂にカビが・・・
掃除が趣味な、私なので、我が家に限ってハウスダストカビ
あり得ないって、思いたいけど・・・ハウスダストやカビは目に見えないから・・・
ミコリンにアレルギー症状が出てからはより入念に掃除するようになりました
衣替えで夏服と冬服を入れ替えた時も、通常はハンガーに掛けなおすだけだけど、ハウスダストもついてるだろう今年は全部洗濯し直しました
ミコちゃん、こう見えてお母さん、ミコちゃんに気使ってるんだよ
ふ~ぅん・・・
ふ~ぅん って。。。
アレルギーふりかえり②食べ物編
ミコリンのアレルギー症状
湿疹が出た時も、先ずは食べ物?と思いましたが、入院中、病院でのドッグフードも、普通のヒルズの物だし我が家に来てからも、特別な物はあげてないし・・・
もし、食物アレルギーなら保護した時に、もっと皮膚に強く症状が出ていたり、下痢や嘔吐があるはず
出産させて抜糸もせず、膣脱の治療もしない。そんな悪徳ブリーダーが、療法食のような高額なご飯を、ミコトに与えていたとは思えません
なので、主原料は一般的な、チキンや小麦など、アレルギーに配慮されていないご飯だったと・・・でも、先ずは、食物アレルギーでは無いと、判断して一つ可能性を除外したい
11月~3ヵ月(*正確には2.5ヶ月)ロイヤルカナンのアミノペプチドフォーミュラのみを与え
オヤツを含め他の物は一切与えませんでした
結果、特別に痒みが治まった、という事はありませんでした
1月の半ばから、以前食べていた、ヒルズのダームディフェンスに戻しました
因みに一般食のヒルズのアダルトも与えましたが
これは、オナラが臭くなる*オナラが臭いのは食べ物があってない証拠
薬膳のフードは、ヤッパリ、毛量が増えて毛艶が良くなりました
と、いう事で100%ではありませんが
食物アレルギーの可能性は低くなったと思います
③ミコトのアレルギーまとめ
①②でも記した通りミコトのような子達は、保護当時の体調は皆、似たり寄ったり。ミコトは、まだいい方だったかも・・でも、特定に時間のかかる一番厄介なアレルギーの持ち主なのかな
保護してまもなくアナフィラキシーになった事
まだ、散歩に行ける状態ではなく、ほぼ外に出ていなかったので、外でアレルギー物質に触れたという事は皆無。原因は家の中である事は、間違いありません
なので①で記したように、原因はハウスダストだと思います
その後も
顔や顎を掻く事があったので、病院で先生に相談しました
特別、湿疹が出ている事はなく、皮膚の検査(*スタンプ検査)でも、常在菌の数も悪さをするほど増えてなく、特別、悪い菌もいませんでした
痒みを抑える薬(アポキル)も勧められましたが、皮膚の状態が特別悪い訳でもなく、夜、眠れないほど掻く訳でもないので、薬を使う事はしませんでした。*私判断
まだ、ミコトと過ごして2、3ヶ月で、何で痒みが起きているか分からないまま薬に頼ると、原因の特定がさらに困難になると思ったからです。
先ずは、家中の掃除に気を使い、いつも以上にクッションや座布団の埃を払ったり、ミコトのベッドや毛布もコマメに洗濯したり、天日干ししたり。。。
母の苦労も知らず
私が着替えようクローゼットを開けると、一緒に覗き込んだり
冷蔵庫と壁の隙間が気になって、覗き込んだり
埃のありそうな所に限って、頭を突っ込んで、毎日、色んな事に興味深々
まるで、お掃除に抜かりがないかチェックする、小姑みたい
なんか言った
いいえ・・・なんでもありません
話をもとい
約10ヶ月ミコトのお世話をして感じた事は、ミコトの痒みの原因は
①アトピー性皮膚炎の可能性が大きい事
因みに、アトピーの定義
アトピーとは、遺伝的に環境アレルゲン
(ハウスダスト、カビ、花粉など)に対して
抗体を作りやすい体質
つまり
「アレルギーになりやすい素質がある」
と定義されています
まさに、ミコトはその素質持ってるわぁ
勝手にリンクは、なんか嫌なので
リンクは貼りませんが
犬のアトピーについて詳しく知りたい方は、ピース動物病院 犬アトピー性皮膚炎 で検索してみて下さい。とっても分かり易く解説されてます
痒みの原因②精神的な要因
ミコリンは夜中に起きてまで掻く事はありません。一緒に遊んであげたり、傍にいてあげたり、撫でてあげたり
私の実家が歩いて1分なので何度も行っています。そこで過ごしている時も、掻いたり、舐めたりという行為はしません。
性格は甘えん坊でお転婆、超~かまってちゃんなので、寂しくなったり、かまってほしかったり、でも、それがみたされないと、手を舐めたり、痒みが出てくるような気がします
掻いたり、舐めたりという事が癖にならないように
とにかく、ミコのお相手をしてあげました
それと共に
環境アレルギー物質の排除の為、コマメなお掃除と、舐めたり掻いたりして、2次感染を起こさない為に、シャンプーやお顔の消毒、毎日の足洗いと乾燥
これらで随分よくなってきたような気がします
アポキルについて
コチラの記事も大変参考になりました
興味ある方は検索してみて下さい
アポキルの恩恵と弊害
アポキルについて以前の記事です
こちらも参考までに
人間と違って話せないから、余計にアレルギーの特定は難しけど、日々観察して、焦らず一つずつ要因を排除していく事が、一番だと思います
ここまでが以前の記事です
ミコトちゃんとは約10ヶ月暮らしました
痒み、アレルギーについて
可能性のある原因を一つずつ排除しながら
多分、アトピーという所で
里親様にバトンタッチしました
里親様のもとでも
私がやっていた消毒用シャンプーで足洗い
ドライヤーでしっかり乾燥を
今でも続けて下さり
病院に通って痒みのコントロール
必要な時は、アポキル薬を服用しているとの事
グルート君に関しては
約5か月の間
薬用シャンプー、ローション塗布
皮膚疾患用のドッグフード
日々の消毒などで
皮膚の状態は改善したものの
痒み、手舐めは続いている
という所で
里親様にバトンタッチしました
まだこれから、一つずつ
原因を排除していかなくてはなりません
痒みの原因と思われるのは
①精神的な要因 ストレス
②食物アレルギー
③環境アレルギー アトピー性皮膚炎
寂しがりやで独占欲が強く
分離不安症の傾向があるグルート君
①のストレスという原因も捨てきれません
実際に、桃春くん2人同時に保護したので
私の中で優先順位はつけていませんでしたが
春太の分離不安症が出始めてからは
少しだけ、春太を優先するようにしました
そうすると、痒みや手舐めは
治まってきたように思いました
勿論、日々のケアもしていたので
どちらが。。。とは、わかりませんが
ミコトちゃんの経験から
多分、②食物アレルギーではないと・・・
③環境アレルギー
アトピー性皮膚炎の可能性は大です
今後
こんな湿疹が出たり
カサカサの皮膚
フケだらけの症状に戻るかもしれません
この頃は
ノミアレルギーと思って治療してたけど
カサカサ、フケだらけの写真をみると
アトピーの症状だったのかな・・・
とても手間がかかって
大変な事ですが
人間でも痒いのは苦痛で
イライラして掻きむしって悪化する事も
どこが痒いと言えないこの子達
痒みや手舐めが続いているので
この状態に戻らないように
グルート君のご家族様には
可能性を一つずつ排除して
痒みや手舐めがなくなるように
日々の観察
治療を継続して頂きたいと思います