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フィラリア吊だし手術。 [保護犬フレブル<ヤマト>]

4/25に手術をしたヤマト
遅くなりましたが、手術のご報告をさせて頂きます。
リアルな写真画像ありますのでご注意下さい。
 
25日は11時に病院へ
手術は14時頃からとの事でしたが
再度、術前に血液、レントゲン、エコーの検査をするとの事
先生から手術のリスクを含めた説明を受けて
同意書にサイン
順調に終われば、16時半くらいに会えるとの事でした。
私と健太パパは一旦、自宅へ戻ることにしたので
何かあれば、電話しますとの事でした。
 
13時半頃電話が
3/27エコーの検査時、肺動脈にいた虫が
今日のエコー検査では、肺動脈の抹消の方へ移動してしまったとの事
抹消の方へ移動すると、さらに奥まで鉗子を入れないといけないので、血管を傷つけるリスクが高まるとの事でした。
でも、出来る所までは頑張って頂けると・・・
 
フィラリア虫吊りだし術は
①アリゲーター鉗子を使って、②全身麻酔下で、
かつX線透視下において、モニターを見ながら、
③頚静脈より右心房→右心室→主肺動脈→左右の肺動脈とその分枝まで
鉗子の先端を手先の感覚で誘導し、④フィラリア虫体を掴んで摘出する手術です。
 
①アリゲーター鉗子
ヤマトの手術で使う鉗子は、フレキシブルアリゲーター鉗子と言って
今は、製造販売が中止されている、貴重な道具です。

*フィラリア症の犬が劇的に減った為、必要がなくなったそうです。

先生が大事に使っている鉗子を見せてくれました。

この鉗子が無ければ、肺動脈の虫は取れません。

 
②ヤマトが手術を受けた手術室
奥のベッドで全身麻酔
真ん中にある C の形をしたのが X線
X線透視化で奥のモニターをみながら手術をしました。
 
③手術法
頚静脈より右心房→右心室→主肺動脈→左右の肺動脈とその分枝まで
鉗子の先端を手先の感覚で誘導
 
先生から受けた説明
画像はフィラリア虫のいる心臓と肺動脈のイラストです。
 
青い頸静脈(*頸静脈の位置を忘れてしまった汗赤いとこかも・・・)から鉗子を入れ心臓の中をぐるっと回って、肺動脈へ
この、ぐるっとするには、フレキシブル鉗子しか出来ないのです。
 
 
④フィラリア虫体を掴んで摘出。
フレブルのような犬種は、首が短くて、肋骨の形も特徴的で、心臓も丸い為、なかなか、肺動脈に行くのが難しいそうです。

ヤマトの実際の手術動画です。

心臓までは行けたけど、そこから先に苦戦中。

動画を見てわかるように、血管は写っていません。

先生の手の感覚で進んでいきます。

 

 

ぐるっと回りこんで、肺動脈の奥まで鉗子が届きました。

 

 

フィラリア虫を掴んで摘出

 

 

20センチ超のメス2匹とオス1匹

3匹摘出しました。

*クルクルと丸まっているのがオスです。

 

 

4時半にお迎えに行った時は

元気なヤマトがいました。

 

 

手術を終えて
咳は続いていますが、普段の呼吸は楽になってるような気がします。
 
フィラリアの手術が出来る先生がいてくれた事
フレキシブルアリゲーター鉗子があった事
沢山の方に応援して頂いてパワーをもらった事。
そして、たくさんの寄付を頂いた事。
 
本当にありがとうございました。
 
辛い思いをしたけど
ヤマトは幸せもので、ラッキーボーイです。
 
だから、きっと、素敵な里親様に出会えると思います。
 
引き続き応援よろしくお願い致します。

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