今後の治療。 [保護犬フレブル<ヤマト>]
肺動脈のダメージと咳
肺動脈には右心室から肺へ血液を送るために強い血流があります。その血流に流されてしまわないよう、フィラリアは常にくねくねと動いています。*河の流れに逆らって泳ぐサケと同じ。
フィラリアに感染していると、成虫が常に動き肺動脈に刺激を与えることになります。
また、①成虫の排せつ物や死んだフィラリアなどが血管壁に沈着したり、細い血管に詰まることもあります。これらの刺激は肺動脈の炎症の原因となり、肺動脈の狭窄やその周りの炎症などを引き起こします。
これらの変化によって、咳が出ることが多く、咳は慢性フィラリア症の初期症状の最も一般的症状です。さらに肺動脈の変化が進行すると、肺への血流が低下して、②運動するとすぐに疲れてしまったり、失神が起こることがあります。
フィラリアが肺動脈の血流を悪化させると、血流を阻害するフィラリアがいても、肺動脈~肺へ血液を送れるように、肺動脈の血圧が上がります。
これが③「肺高血圧」と呼ばれるものです。
ヤマト今後の治療
手術をしても、すでに慢性フィラリア症になっていたヤマトは
上記下線①~③のような症状があります。
①の炎症が悪化しないように
これから一か月程は抗生剤を服用します。
②運動すると疲れる・・・に関しては
今は、ほとんどお散歩をしてません。
病院の待ち時間に少しお散歩する程度です。
家の中では走り回っています。
以前に桃ちゃんと公園に行った事もありましたが
疲れやすい。。。と言えば疲れやすいのかなぁ・・・
でも、この日は暑かったから・・・かな。
失神するような事はありません。
軽い散歩程度は大丈夫だと思います。
咳の影響を考え、空気の冷たい冬は
お散歩を控えた方がいいかもしれません。
③肺高血圧については、すでに血圧が上がってますが
今は失神したり、咳が酷くないので特に治療しなくてもいいようです。
今後、寒冷期に咳が酷くなったりした場合は期間限定で
ステロイド等の投薬治療をするなど、症状に合わせた治療が必要です。
という事で
前回と今回、色々ごちゃごちゃ書いてきましたが
少し咳は出ますが、ヤマトは至って元気です。
なるべく興奮させない
激しい運動は避ける
これだけ注意して頂ければ、大丈夫です
私、極度の心配性なので、ヤマトの手術前も後も、
ネットを隅々まで検索して、かかりつけの先生にも、
手術をしてくれた先生にも、根掘り葉掘りきいてしまって・・・
里親希望者様には、あれもこれも説明しとかなきゃ・・・とか
その結果がこれです
これからも、またこんな記事が続くかもしれませんが
興味のない方はスルーして下さいね
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